山陰まんなか観光局

ココビトの綴り
山陰まんなかアンバサダーが綴る 届けたいココへの思い
San`in Mannaka Tourism Bureau presents [COCOBITO no TSUDURI]
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大規模な弥生時代の遺跡「むきばんだ史跡公園」

妻木晩田遺跡をご存知ですか?
鳥取県の大山の麓に国内最大級の弥生時代の集落跡が見つかり、さまざまな建物跡が発見された場所です。
なんと竪穴住居400棟以上、掘立柱建物跡500棟以上あったとか、、、。行ったことはあったけどこんな大規模な所だったとは調べるまで知らず、驚いています。

今回はそのむきばんだ史跡公園についてご紹介します。
日本海や弓ヶ浜半島を背景に、復元された弥生時代のムラや建物を見学散策できますよ。

むきばんだ史跡公園は鳥取県大山町妻木というところにあり、淀江町の上淀廃寺跡や伯耆古代の丘公園も近くにあります。
無料開放されているので、好きな時に好きなだけ行けます!

弥生の館むきばんだ

この中にはこの時代食べられていたものや、使われていた椀や桶などが飾ってあり、ムラの暮らしが想像できます。妻木晩田遺跡にまつわる本もたくさん置いてありました。

外に出て公園内を散策。

弥生の館から北へ5分くらい歩いたところにある弥生のムラ。復元された住居や高床倉庫が並んでいて、奥に見える海との景色に心打たれます。

弥生の館から10分のところにある遺構展示館。ここには3棟の竪穴住居跡が発掘当時のままの状態で保存されています。

その近くにある発掘体感ひろばの水道がスコップや壷で可愛い。
ここまでは来たことあったんですが、ここまでだと思いきや地図見たらびっくり!この先まだまだずっと道が続いていました。

弥生の館から20分ほど歩いたところにある弥生の森休憩所。窓から見える自然が疲れた身体を癒してくれます。

休憩所から少し歩くと展望スペースがあり、妻木晩田遺跡の南側を望むことができます。
奥に見えている三角形の山は孝霊山で、妻木晩田遺跡内からは大山が見えないため弥生人が日常的に見ていた山です。
左側に見える平らな山は船上山で、室町時代初期に隠岐を脱出した後醍醐天皇が行宮を築いた山と言われています。

弥生の館から50分ほど歩くとやっと最終地点の仙谷墳墓群に着きました。2世紀前半から3世紀前半のムラのリーダーの墳丘墓9基が見つかった場所です。お墓に立つと弓ヶ浜や日本海の絶景が広がります。

戻って弥生の館から西側には土屋根竪穴住居や高床倉庫などがあります。土屋根竪穴住居はクリやチョウナによる加工の仕方など当時の技術をありのままに再現した本格的な住居です。

先を進むと見えてくるこの絶景。日本海や街中を一望できる景色は圧巻です!

もう少し先、弥生の館から30分のとこにある高床倉庫や周りを囲む環濠。こうして歩いてみると弥生人が見ていたと思われる景色や暮らしを感じられて、ここのスケール感のすごさを実感しました。

歩くのが少し大変って方は無料の自転車も借りることができるので無理せず散策できますよ♪
イベントも豊富で土器作りをしたり、布を織ったり、自然観察をしたり、色んなことをされているので子どもから大人まで楽しめそうです♪

10月16日(日)にはむきばんだフェスタがあり、古代体験やよなごマルシェ、ステージイベントなどがあるのでこれを機にぜひ行ってみてはいかがでしょう♪

▶︎ むきばんだフェスタ特設ページ

鳥取県立むきばんだ史跡公園
鳥取県西伯郡大山町妻木1115-4
9:00~17:00
毎月第4月曜日 年末年始
0859-37-4000
あり
※データ・写真など上記情報は記事作成時点のものです。
※臨時休業や営業時間の変更の可能性がありますので、お出かけの際は、最新情報はお店の公式HPや公式SNS、直接店舗にお電話ご確認ください。
※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、施設へお出かけの際は、鳥取県・島根県や各自治体が発表する最新情報、要請などをご確認のうえ、手洗いやマスクの着用、人と人との距離の確保など基本的な感染防止対策(新しい旅のエチケット)を徹底していただくようお願いします。
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地元大好きです。 子どもと一緒に山陰を巡っています。 山陰の魅力をもっとみなさんに知ってもらいたいです。
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